「北朝鮮砲撃」あふれかえる報道をどう読むか

平井久志
執筆者:平井久志 2010年11月26日
カテゴリ: 国際 政治
エリア: 朝鮮半島

 北朝鮮による延坪島砲撃は1953年に朝鮮戦争の休戦協定締結以来、初めての陸地への砲撃であり、民間人にまで2人の死者を出した。

 明白な休戦協定違反だが、北朝鮮の意図やどういう見通しに乗っ取った軍事行動なのかについてはさまざまな見方が出ている。

 その中で、韓国のいくつかのメディアは25日、金正日総書記が三男の金正恩党中央軍事委副委員長を連れて、今回の砲撃が起こった基地の上部部隊である黄海南道康翎郡にある康翎砲兵部隊を21日に訪問したと報じ、延坪島砲撃は金正日総書記、金正恩副委員長の父子が主導した計画的な挑発だとした。

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執筆者プロフィール
平井久志 ジャーナリスト。1952年香川県生れ。75年早稲田大学法学部卒業、共同通信社に入社。外信部、ソウル支局長、北京特派員、編集委員兼論説委員などを経て2012年3月に定年退社。現在、共同通信客員論説委員。2002年、瀋陽事件報道で新聞協会賞受賞。同年、瀋陽事件や北朝鮮経済改革などの朝鮮問題報道でボーン・上田賞受賞。 著書に『ソウル打令―反日と嫌韓の谷間で―』『日韓子育て戦争―「虹」と「星」が架ける橋―』(共に徳間書店)、『コリア打令―あまりにダイナミックな韓国人の現住所―』(ビジネス社)、『なぜ北朝鮮は孤立するのか 金正日 破局へ向かう「先軍体制」』(新潮選書)『北朝鮮の指導体制と後継 金正日から金正恩へ』(岩波現代文庫)など。
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