当代きっての未来学者は「未来はダイナミックで興味深い。だが危険もはらんでいる」と語る。「トレンドを信用しない」というトフラー氏は、いかにして未来を見通すのか。その秘密に迫る。
世界的なベストセラー『未来の衝撃』『第三の波』『パワーシフト』で、ハイテク社会の在りようを的確に描いてみせた未来学者のアルヴィン・トフラー氏は、現代最高の知性の一人といって過言ではないだろう。
ビバリーヒルズのホテルに現れたトフラー氏は、七十一歳という年齢を全く感じさせない軽やかさで席につくなり、「インタビューの前に、まずは最近の日本の様子を聞かせて欲しい。自自公連立は、どういう調子なのかな」と身を乗り出してきた。
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