共産党の二月選挙躍進におびえる自民党幹部

2000年1月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

 二月は二〇〇〇年を占う重要な一カ月になりそうだ。というのも、横山ノック知事の辞任に伴う大阪府知事選と京都市長選の投票が二月六日に、自民党の小野寺五典議員が公選法違反で辞職した衆院宮城六区の補選も二月中に行なわれる。普天間飛行場の移設予定地、名護市でも市長選が二月末から三月初めにも実施される見通しだからだ。 大阪府知事選は当初、自民、公明、民主各党相乗りの太田房江前通産省官房審議官と共産党の推す鰺坂真関西大名誉教授の一騎打ちとみられた。ところが一月十日、自民党府連が党本部との確執から学校法人「清風学園」の平岡龍人専務理事の推薦を決め、それぞれが候補を立てる「分裂選挙」となりそうだ。自民党は宮城の補選でも独自候補の擁立を断念しており、相次ぐ失態に選対を取り仕切る森喜朗幹事長の立場は苦しい。 また、ノック知事のセクハラ疑惑も自民党幹部を疑心暗鬼に陥れている。「被害者には共産党系の弁護士が多数ついていた。共産党が仕掛けたのでは」との見方があり、自民党は共産党に脅威を感じているのだ。京都市長選でも共産党の善戦が伝えられている。京都には野中広務幹事長代理のお膝元という特殊事情もあり、もし京都を落とせば、野中氏はもちろん自民党にとって大打撃になる。

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