側近も見放す小沢氏「オオカミ中年」の悲哀

2000年1月号
カテゴリ: 政治
エリア: 日本

 自由党の小沢一郎党首が自民党大会をボイコットするとの見方が広がっている。与党の党大会には与党党首が顔を揃えるのが慣例で、公明党の神崎武法代表が出席する一方で、小沢氏が欠席すれば亀裂が深まったイメージを与えるのは間違いない。 自自両党の森喜朗、藤井裕久両幹事長は臨時国会閉幕時に衆院比例定数削減法案の「通常国会冒頭での成立を期す」ことで合意したが、小渕恵三首相をはじめ森氏、青木幹雄官房長官らにとって通常国会では予算成立を急ぎたいのが本音だ。小沢氏の不満はそこにある。 通常国会冒頭処理が暗礁に乗り上げた時点で、小沢氏は再び連立離脱をちらつかせるとみられるが、足元の自由党内では二階俊博運輸相、野田毅前自治相らは連立離脱に消極的。年末の党内会合で中西啓介国対委員長も、「冒頭処理に合意した藤井が辞めれば済む話だ」と不安を募らせる若手を一喝した。 山崎拓元政調会長が小沢氏を「オオカミ中年」と揶揄した通り、小沢氏の本意は自自合流の実現にあるが、連立離脱をほのめかす度に自民党側の態度は冷ややかになるばかりだ。

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