米国も戸惑うプーチンの謎

執筆者:藤村幹雄 2000年2月号
エリア: 北米 ヨーロッパ

「KGBの忠実な息子」という横顔が浮かび上がってきたが……

[ワシントン発]英BBC放送が「灰色の枢機卿」と評した次期ロシア大統領の最有力候補、ウラジーミル・プーチン大統領代行(四七)について、中央情報局(CIA)など米国の情報機関は今、躍起になって情報収集・分析作業を行なっている。仇敵の旧国家保安委員会(KGB)出身とあってはCIAに力が入るのも当然だが、テネットCIA長官は二月三日の議会公聴会で明解な証言をしておらず、謎の人物の解明は困難を極めているようだ。

カテゴリ: 政治
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