悪評さんざんの河野外交に党内に募る不安

2000年2月号
カテゴリ: 外交・安全保障 政治
エリア: 日本

 沖縄サミットにご執心な小渕恵三首相とは対照的に、河野洋平外相が沖縄の反感を買っている。米軍基地問題では地元沖縄も、河野氏側ももっぱら官邸、自民党頼りだ。というのも、河野氏は米兵による少女暴行事件当時の外相で、対応が遅く県民感情を逆なでした張本人。さらに外相再就任後に沖縄を訪問した際、少女暴行事件に触れられたくないらしく地元マスコミとの接触を避けようとした。 小渕外交の柱の一つであるロシアとの平和条約交渉に関しても動きが鈍い。エリツィン大統領が辞任し、プーチン首相が大統領代行に就任した後、オルブライト米国務長官ら各国要人が相次いでモスクワ入りしたにもかかわらず、自ら訪問せず、東祥三外務政務次官を派遣し、案の定、東氏はプーチン氏には会えなかった。 それでも、河野氏はポスト小渕をにらみ、自らのイニシアチブで対露交渉や北朝鮮との国交正常化交渉を進めようとしているが、「功を急ぐあまり、安易な妥協をしなければいいが」との声も自民党内に出ている。

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