「スポーツ」外交路線を積極的にすすめる北朝鮮

2000年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 朝鮮半島

 北朝鮮がミサイル・カードから、スポーツ・カードに切り替えて外交力を拡大している。 二月初め、北朝鮮の体育関係者は四月に開かれるボストン国際マラソンに、十八人の大選手団を派遣すると米国に非公式に伝えた。米国務省は選手全員にビザを発給し、三月末には北朝鮮マラソン代表団が初めて米国の地を踏む。北朝鮮が派遣する選手には、昨年の世界陸上女子マラソンで優勝した鄭成玉などが含まれているという。 マラソンと共に北朝鮮が注目しているのがゴルフ。北朝鮮海外同胞援護協力委員会とハワイ居住韓国系親朝団体との共同開催で、年内にも平壌で大会が開かれる。この大会には、米国で活躍する韓国系選手も参加意思を明らかにしている。既にCNNが放映権を獲得し、早ければ五月、遅くとも八月には開催される模様。 また、北朝鮮は金剛山国際ラリーも計画している。五月二十日から四日間で、ソウルを出発し東海岸の束草を経て国境を越え、北朝鮮の金剛山を巡回するコースで行われる。韓国の統一部は、「韓国側の関係者が金剛山ラリーコースの調査とマスコミの取材対策のため、北朝詳を訪問している」ことを明らかにした。

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