日印共同訓練実現なら広がる「専守防衛の範囲」

2000年3月号
カテゴリ: 国際 外交・安全保障

 海上自衛隊がインド海軍と捜索救難共同訓練を行なう検討を始めた。狙いは東シナ海からインド洋で頻発する海賊対策だが、インド洋での訓練が可能となれば専守防衛の地理的範囲が格段に広がることになる。 目印共同訓練は、一月に来日したインドのフェルナンデス国防相と瓦防衛庁長官の会談で浮上した。既に海自はロシア、韓国との間で共同訓練を実施しているが、ともに日本周辺国。周辺国とは言えないインドとの訓練が防衛政策上、可能かどうかは微妙なところだ。一九八〇年代、日本は米国からシーレーン一千マイルの防衛を求められたが、専守防衛の範囲を踏み越えるなどの理由で実施を見合わせてきた。インド洋は一千マイルをはるかに超える。

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