五百億円私財を提供したセガ大川会長の総資産額

2000年3月号
カテゴリ: 経済・ビジネス

 CSK会長の大川功氏が傘下のゲーム会社セガ・エンタープライゼスの増資に応じて、個人で五百億円を提供したことが話題になっている。セガの社債償還や、プレイステーション2人気で打撃を受けたゲーム機「ドリームキャスト」事業を立て直すためだ。大川氏は通信機能のあるドリームキャストが家庭のインターネット端末になると見て、専用のプロバイダー会社を作るなどかなりの入れこみようだ。 増資の記者会見ではCSK幹部が「大川さんにとって五百億はネクタイ一本」と発言して物議を醸したというが、実際、大川氏はナパ・バレーのワイン農園を所有するなど大富豪。関係者によると個人資産はなんと五千億円に上るという。ソフトバンクやヤフーなどのネット関連株に早くから投資していたようだ。しかも親族への財産分与はすでに済んでいる「好きに使える金」だ。 今年五月に七十四歳の誕生日を迎える同氏にもう物欲はなく、「残りの資産をすべてドリームキャストを使ったインターネット事業につぎ込んでもいいと言っている」(関係者)。個人の資産をあてにした大型ファイナンスは「なんでもあり」の印象がつきまとうが……。

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