加藤紘一前幹事長のジリ貧が続いている。年初に「自自公解消」を勢いよくブチあげたものの、野中広務幹事長代理、青木幹雄官房長官らの思わぬバッシングにあって以来、加藤氏は相次ぐ迂回、後退を迫られている。
まず梶山静六元官房長官との連携。八十兆円もの国債を発行しながら自律的な景気回復に至っていない経済政策を「オブチノミクス」と批判する梶山氏と連携し、加藤氏は揺さぶりをかける構えだった。しかし梶山氏が二月中旬、交通事故の後遺症による硬膜下血腫で頭部を手術、数カ月の入院加療となり連携作戦はあえなく頓挫した。
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