予想をはるかに超える北朝鮮のICBM開発

2000年4月号
カテゴリ: 国際
エリア: 朝鮮半島

 北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発が進行しつつあるとの見方が強まっている。米共和党系のシンクタンク、モントレー研究所は、インターネットを通じて「北朝鮮は十年以内に射程一万から一万二千キロのICBMを開発可能」との報告書を公表した。また、米中央情報局の最高幹部は米政府内部の委員会の席上、「北朝鮮は、米国全土を攻撃できるICBMシステムをすでに構築している」と証言した。 一方、ロシア科学アカデミー会員で、対北朝鮮親善団体の副委員長も務めるウラジーミル・トルスチコフ氏は最近の論文の中で「北朝鮮には、米国全土と全世界の主要地点を攻撃できるICBM保有能力がある」と指摘している。 こうした中で、日本の軍事関係筋は「エジプト、シリア、リビアとの技術協力で、北朝鮮のミサイル技術は飛躍的に進んでいる」と解説。北朝鮮によるICBM保有の可能性を示唆した。その上で同筋は「ICBMを実戦配備すれば米国の朝鮮半島戦略も変更を余儀なくされる。米国本土が射程に入る前に、米国が先制攻撃する可能性も懸念され、日本を含むアジア情勢は一気に不安定になる恐れがある」と指摘している。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順