カストロ議長ついに「老人ボケ」か

2000年5月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中南米

 ことし七十四歳になるキューバのカストロ議長に「老人ボケ」の症状が出ているとの見方があり、米中央情報局(CIA)が、高齢化が議長の言動に及ぼす影響を分析している。 議長の演説に散漫さや脱線が目立つようになったのは昨年十月以降。ことし三月には、米国のキューバ政策を批判する演説で、キューバから米国に脱出する人々の数に言及したが、簡単な計算に四苦八苦。しばらく沈黙を続けたり、その言い訳に「人間の数を小数や分数で表したくない」などと発言が混乱した。 四月には、キューバの少年エリアン君の米国からの送還を歓迎する演説で「今日は長くはしゃべらない」「話が長すぎて申し訳ない」などと繰り返し発言した。議長はこの日、エリアン君送還を決めたクリントン大統領を讃え「米国との一日間」の停戦を宣言したが、キューバ・ウォッチャーには、話の長さを気にする珍しい発言の方が気になったという。 議長は、メーデー集会の壇上で米国にいるエリアン君の父親と携帯電話で話して大喝采を浴びるなど、派手なパフォーマンスは相変わらずだが、独裁者にも老いの影が忍び寄ろうとしている。

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