「ノリエガの刺客」に脅えるブッシュ大統領候補

2000年5月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中南米

 米大統領選挙で共和党候補指名が確定したブッシュ・テキサス州知事はパナマの最高実力者だったノリエガ元司令官(将軍)の“刺客”に脅えることになるかもしれない。 マイアミの刑務所に服役中のノリエガ将軍はこのほど仮釈放を申請したものの、ブッシュ一族の影響力で却下されたとうらみ、獄中から同知事暗殺を依頼したとうわさされるからだ。 将軍は一九八九年、同知事の父親で当時米大統領だったブッシュ氏の命令による米軍のパナマ侵攻後、米国に連行され、麻薬密輸罪で九二年に禁固四十年の判決を受け服役した。その後、同三十年に減刑され、今年に入り将軍側から仮釈放の申請がなされた。マイアミの消息筋によれば、仮釈放審査では「父はノリエガが刑務所から出れば自分を殺しに来ると信じている」とのブッシュ元大統領次男ジェブ・ブッシュ・フロリダ州知事の発言が重視され、却下が決まったとされる。 これを耳にしたノリエガ将軍はブッシュ一族への復讐を決意、大統領選で公の場にひんぱんに出るブッシュ・テキサス州知事を最初のターゲットに絞り、かつてのコネを通じ麻薬組織に手段を選ばず殺害するよう依頼したという。

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