「日本的金融風土に挑んだ男の“本懐”」 千葉信(ING生命社長)

執筆者:船木春仁 2000年5月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

 日本版金融ビッグバンを目前にして金融業界は、業態を問わず再編が進んでいる。その軸となっているのが外資系金融機関である。実際、彼らの日本進出は凄まじく、大蔵省によると九二年度はわずかに一六件、金額で一九〇億円だった金融・保険業分野への対日投資は、九八年度には二〇〇件、四五六八億円にまで増加した。同年度の場合、全対日投資の三四%、非製造業に限るならば四四%を占めている。 外資のターゲットは、一三〇〇兆円にのぼる個人資産や、保有契約高が一九〇〇兆円と世界最大の生命保険市場である。その一方で、古くから日本に進出して地道にマーケットを開拓してきた外資系金融機関も少なくない。そこでは外資生え抜きの日本人スタッフたちが活躍しているが、外資系生保を三社も立ち上げると同時に、無配当型保険や変額年金保険、総合金融サービスを定着させてきた人物がいる。ING生命社長・千葉信である。 千葉は東大法学部を卒業後に米損保大手のAIUに入社。その後、国内初の外資系生保アリコジャパン、INA生命(現・INAひまわり生命)、そしてING生命の前身であるナショナーレ・ネーデルランデンと三つの生命保険会社を立ち上げてきた。

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