【インタビュー】永田典久(メッツ代表取締役社長) より強い勝者になるため“創造的破壊”を決断

執筆者:船木春仁 2000年5月号

――流動性比率、総資産回転率などが抜群の数字ですね。「学生時代のビジネスで大きな借財を負った経験もあり、メッツでは創業以来、“優れた製品を開発するだけでなく、財務的にも優秀であることがエクセレントカンパニーの条件である”という方針で、キャッシュフローをベースとする強固な財務体質づくりに努力してきた。具体的には無借金経営、現金による回収と支払い、極限までのコスト削減、そして完全売り切り販売契約による無在庫経営を志向しています」――現在の事業概要は?「主力はグラフィックソフトの『G・クルー』と『フォト・クルー』、宛名ソフトの『筆自慢』の三製品。G・クルーはグラフィックソフトとしては国内シェア一六%でトップ、筆自慢は累積ユーザー数一五〇万人で国内シェア二位、フォト・クルーも昨年の発売ながら年間シェア三位を占めている。売上高構成ではグラフィックソフトが五七%、筆自慢が四三%です」――開発体制を教えて下さい。「社員一九人のうち一四人がプログラマーとテスト担当者。彼らは画像を処理する数学的なアルゴリズム開発と各種の機能(部品)開発を担っている。ソフトは、それらを共通の部品として活用するテクノロジー・プラットホーム方式で開発され、製品の具体的な設計は私と役員二人の三人だけが担当しています。私たちの自慢は、出荷予定日に遅れたことがない、バグが発見されて製品をリコールしたことが一度もないことです」

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
価値あるバックナンバー
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順