ブッシュ氏早期閣僚発表に黒人票獲得の狙いも

2000年6月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 共和党大統領候補のブッシュ・テキサス州知事が七月末からの共和党大会で、当選した際の主要閣僚を早早と発表することを計画している。 それによると、国務長官はパウエル元統合参謀本部議長、財務長官はリンジー元連邦準備理事会(FRB)理事、厚生か教育長官には黒人のワッツ下院議員、大統領補佐官(国家安全保障担当)には黒人女性のライス・スタンフォード大教授が有力という。事前公表することには、黒人票を獲得する狙いがある。 パウエル氏は五月のブッシュ知事との秘密会談で入閣を受諾したとされる。現在はオルブライト国務長官、バーガー補佐官とユダヤ系コンビが外交を掌握するが、政権交代すれば、米国史上初めて黒人が外交を担うことになる。さらにブッシュ陣営は国防長官にマケイン上院議員の起用を望んでおり、マケイン氏が受ければ、「ドリーム・チーム」が誕生する。 ブッシュ陣営では、ライス氏を中心に、対日関係に強いアーミテージ元国防次官補やウォルフォビッツ元国防次官、ゼーリック元国務次官ら著名な前共和党政権幹部七人が主要アドバイザーを構成しており、ブッシュ知事は彼らを「荒野の七人」として売り込みつつある。

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