酷暑の夏に見る日本「大崩壊現象」の兆し

2000年9月号
カテゴリ: 経済政策・社会保障
エリア: 日本

 蒸し暑く長かった夏もようやく終わろうとしている。今年の夏を振り返ると、今の日本の、重心が定まらない、不安に満ちた自画像が浮かび上がってくるようだ。 伊豆群島群発地震、三宅島の噴火と思わぬ天災が続き、大分の一家殺傷など陰惨な事件にも事欠かなかった。そして人災という意味では、雪印の食中毒事件をきっかけに堰を切ったように表面化した食品への異物混入事件こそ、不快指数の高かった今年の夏を象徴している。数多の食品から、虫、トカゲ、ガラスの破片、ボルトなど実に多様な異物の混入が発見され、企業側は商品回収と謝罪に明け暮れた。

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