業態を超えた相次ぐ提携で、専業に徹する武富士は取り残される? 十月十二日、消費者金融大手のアイフルが会社更生中の信販大手、ライフのスポンサー(経営支援)になることが決まった。アイフルは自社とほぼ同じ一兆円の営業資産を持つライフを子会社として傘下に収め、信販・クレジットカード事業への進出を果たす。総合金融サービス会社へと経営の舵を切る消費者金融の一方で、都市銀行は収益力強化のため、消費者金融事業に進出し始めた。リテール(小口金融取引)市場を巡ってはこれまで都銀、クレジットカード、信販、消費者金融の四業態が互いの縄張りを守ってきたが、もはや棲み分けは不可能になった。
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