世界進出を図る“職業選挙屋”たち

2000年10月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

政治コンサルタントの武器は米国流の選挙ノウハウと商業政治サイト[ワシントン発]「米国の選挙手法がアジアでも効果があるのか。面白いテーマです」 十月初旬、一九九七年までクリントン大統領の特別補佐官を務めた米政界の大物コンサルタントが来日した。日本を訪れたディック・モリス氏の目的は、昨年立ち上げたネット投票会社Vote.comの日本向けサービス開始を宣伝することだ。日本滞在中、精力的に政治家などと会談したモリス氏は、日米の政治風土の違いが話題になった時、冒頭のように日本の選挙に興味を示した。 モリス氏は、クリントン大統領の再選に始まり、ロシアのエリツィン前大統領、アルゼンチンのデラルア大統領、最近では七月のメキシコ大統領選で、七十一年間政権を維持してきた与党候補を破ったフォックス新大統領に貢献。さらに十一月のルーマニア大統領選でも若手候補の選挙戦略を請け負う。ただし、「大統領を創る男」として世界で活躍するモリス氏でさえ、いまだ果たせないのがアジア進出だ。 米政治コンサルタント協会が選ぶベスト国際選挙コンサルタントに選ばれたフィル・ノーブル氏は、七九年に事務所を創設してから、欧州、アフリカ、北米、南米の三十三カ国で活動した実績がある。やはりノーブル氏もアジアへの進出意欲は旺盛で、「日本に進出したい」と筆者に日本の状況を伝えて欲しいと語ったほどだ。

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