金正日批判をネット上で展開する黄長ヨプ元党書記

2000年11月号
カテゴリ: IT・メディア 国際
エリア: 朝鮮半島

 韓国の国家情報院(前安全企画部)の徹底した統制下にある北朝鮮からの亡命者・黄長ヨプ元労働党書記が、インターネットを利用して金正日総書記を激しく批判するメッセージを世界に発信している。 黄長ヨプ元党書記は最近、「脱北者同志会」が提供するインターネットのホームページ(www.nkd.or.kr)を使い、「金正日総書記の独裁政権は、このまま改革や開放まで進んでいくような煙幕を張っているが、絶対主義的な個人独裁の放棄は決して出来ない」と金正日総書記を攻撃。「ご飯でも食べようと思って大韓民国にきたのではない」と銘打ったページで「(私は)四十年間、金正日党の独裁集団の上層部で仕事をしてきたので、彼らが今後どのように進んでいくのかを正確に知っている」「他の人をみな欺けても、私は欺かれない」などと辛辣な批判を繰り返している。 黄長ヨプ元党書記は六月の南北首脳会談以後、外部との関係が完全に途絶えた状態が続いていた。その間、金泳三前大統領の再三の面談要請を国家情報院が黙殺していたことは伝えられていた。久々の黄長ヨプ氏の登場は、南北関係に新たな変化が起きる兆しかもしれない。

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