【インタビュー】陳水扁(台湾総統) 日本は中国に対する遠慮した態度を変えるべきだ

執筆者:早田健文 2000年11月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中国・台湾

今年三月、五十五年にわたる国民党の台湾支配が覆され、民進党の陳水扁氏が総統となった。“大国”中国と対峙しながら、改革を推し進める若き指導者に政治・外交戦略を聞いた。 台湾では三月十八日の総統選挙で、民主進歩党(民進党)の陳水扁総統が誕生した。三つ巴の選挙戦の末の勝利であり、五十五年に及ぶ国民党の長期政権が覆された瞬間であった。 陳水扁総統は、主権独立国家としての台湾を世界に認めさせ、国民党が残した腐敗を改革するという大きな期待を背負っている。しかし新政権誕生とともに、台湾は激動の渦に投げ込まれた。それは統一派・独立派に分かれる複雑な台湾社会、そして台湾が置かれた微妙な国際環境を暗示している。 陳水扁総統は今年四十九歳の若い指導者である。日本では李登輝前総統はよく知られているが、陳水扁総統の素顔はあまり知られていない。世界的に注目される中台関係の将来を占うためにも、台湾の新指導者に対する深い理解が、今必要となっている。 五月二十日の就任式から五カ月を経た十月二十四日、陳水扁総統に一時間にわたって単独インタビューした。中国は攻めてこなかった ――国民党などの旧勢力や中国の反発、与党内の不満など、多くの圧力に直面していますが、まず総統就任から現在までの感想をお聞かせ下さい。

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