ミサイル、戦闘機を介して急接近する北朝鮮とロシア

2000年12月号
カテゴリ: 国際
エリア: ロシア 朝鮮半島

 北朝鮮とロシアが、ロシアの最新鋭ミサイル、戦闘機の北朝鮮国内での現地生産に合意する可能性が強まり、関係当局が情報の分析を急いでいる。 在京軍事筋によると、北朝鮮で現地生産されると見られるのは、ロシアの迎撃ミサイルS-300とミグ29戦闘機で、検討は最終段階に入っているという。 S-300の性能は、米国のパトリオット迎撃ミサイルに勝るともいわれており、同ミサイルをまだ保有していない北朝鮮にとっては、現地生産のメリットは極めて大きい。 一方、最新のミグ29戦闘機は、韓国の主力戦闘機F16に対抗するためのもので、北朝鮮はすでに数十機を保有しているとされるが、現地生産が始まれば米韓両軍にとって、さらなる脅威となるのは必至だ。 北朝鮮とロシアの蜜月は急速に深まっており、在京軍事筋は「金正日総書記は来年、訪韓に先だってロシア入りする可能性が強い」と予測する。 同筋は、「両国の関係強化は、北との国交正常化交渉やロシアとの北方領土問題などの懸案を抱える日本にとっても重大な懸念材料になる」と警告している。

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