Q.18 イチローは大リーグで首位打者を敗れるか

執筆者:篠山正幸 2000年12月号
カテゴリ: 社会
エリア: 日本

YES 30% 今まで例がないのだから予測の判断材料は充分にはない。しかし私は、マリナーズのイチロー(二七)が活躍する可能性はかなり高いと見る。 まず、現在のメジャーが「打高投低」になっていること。チーム防御率は年々悪くなっており、マリナーズが所属するアメリカンリーグではレッドソックスの四・二三が最高という低レベルだ。九〇年代に球団数が四つ増えて投手不足が顕著になっているうえ、興業上、打撃戦の方が盛り上がることもあって、ファウルグラウンドが狭い打者有利の球場が増えていることも大きい。 しかも、マリナーズでのイチローの打順は一番か二番。オリックスで中軸に座り、走者を返す仕事をしていた時よりヒットを打つことに集中出来る。しばしば指摘されるように、メジャー選手としては「パワー不足」は否めないが、それも本塁打を打とうと思えばの話。「率」に徹すればイチローの持ち味は充分発揮されるだろう。 問題は体力が持つかだ。時差最大三時間の大陸を移動し、来季について言えば七月には地獄の十八連戦が待っている。同じマリナーズの佐々木主浩は「専用機での移動で日本よりもむしろラクだった」と語っているが、野手には投手とは別の負担もあるかも知れない。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
価値あるバックナンバー
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順