インドネシア「味の素」事件はスハルト派の陰謀か

2001年1月号
カテゴリ: 国際

「味の素」のインドネシア現地合弁会社がイスラム教で食べることを禁じられている豚肉の成分を調味料製造過程で使用したとしてヤリ玉に上げられた事件の“仕掛人”は、スハルト元大統領一族につながる守旧勢力との説が有力である。 ジャカルタの複数の消息筋によれば、元大統領派の一部国軍将校とスハルト一族に近いイスラム団体幹部が昨年暮れに同市内の軍施設内で秘密会合を開いた。同会合では、インドネシア各地の分離・独立運動激化や国民の経済に対する不満の高まりなどから、ワヒド政権の崩壊は近いとの判断が示され、打倒戦術の一環として政治的、社会的混乱を引き起こすためのいくつかのプランが作成されたという。

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