クリントン影響力温存でゴアの三年後は暗い見通し

2001年1月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 米大統領選で健闘したゴア前副大統領だが、三年後の選挙で民主党候補の座を獲得するのは至難の業とする見方が、ワシントンで支配的だ。 民主党は二〇〇二年の中間選挙での上下両院制覇に向けて着々と動きだしており、ゴア氏と不仲のゲッパート下院院内総務への求心力が高まっている。エドワーズ、バイ両上院議員ら若手、ケリー上院議員らベテランも三年後の大統領の座を狙っている。 ゴア氏は、フロリダの集計をめぐる「悪あがき」のイメージ払拭が必要な上に、民主党に有利な条件下で敗北した理由を党内に説明する必要がある。ティッパー・ゴア夫人は再出馬に反対しており、夫人を説得するのも容易ではない。 とりわけ、民主党では、ヒラリー上院議員を誕生させたクリントン前大統領が影響力を温存しており、「キングメーカー」の役割を果たすとみられる。カーター元大統領は「ゴア氏の将来は、かなりの部分、クリントン夫妻の意向に左右されるだろう」と指摘。ゴア氏は大統領選でクリントン氏を徹底して無視、遊説もさせず、二人は口もきかない仲になった。今度はクリントン氏がゴア氏を無視する可能性が強いという。

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