【今月の2冊】 電力王の生涯を綴った珠玉のノンフェクション

2001年1月号

「青臭い匂いをふんぷんとさせた、壱岐生れの若者は九十七歳で枯れ終えるまで、二度三度とどん底生活や隠遁を繰り返しながら、甦るたびに出世魚のように変身。ついには日本経済の運命を決定する回天の大事業をなし遂げた」(水木楊『爽やかなる熱情 電力王・松永安左エ門の生涯』日本経済新聞社刊 一七〇〇円) 日本人よ、爽やかなる熱情をもって生きよ――。著者は本書を世に出すことで、松永翁に成り代わりこう一喝したかったのではないか。バブル崩壊から始まる経済の低迷に萎縮し、動けない現代人の背中を押す、強烈な叱咤激励が本書には溢れている。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順