ブッシュ新政権高官の人選が長引く理由

2001年2月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 ブッシュ米大統領が任命する政府高官の人選が予想より長引きそうだ。米国政治の特徴である大統領による政府高官任命制度では、国務省、国防総省などの長官や大使など、主要なポストに就く三千余名が任命され、任命は大統領就任後二カ月以内に完了するのが普通だが、数カ月はかかりそうな見通しだ。 国務省関係者によると、ブッシュ政権はポリティカル・アポインティの基準をクリントン前大統領のような能力中心ではなく、国家と党に対する貢献度や道徳性、そして同性愛者か否かのような心情的な部分に比重をおいているため、書類のほか、周辺の人々から意見聴取して評価していることから遅れているという。 商務長官に就任した選挙参謀のドン・エバンズ氏は就任の挨拶でクリントン政権の場合、道徳のない人が大統領の周辺に多かったことを強調し、「ブッシュ政権は子供の手本になれるような愛国心のある道徳的な人を採用する」と語っている。 道徳を統治哲学とするブッシュ大統領は、ホワイトハウス入り後にホワイトハウス内は例外なく正装とすることを指示し、ジーンズ姿に代表されたクリントン政権のスタイルと一線を画している。

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