質的変化を起こしたベンチャー投資の量的拡大

執筆者:梅田望夫 2001年2月号
カテゴリ: IT・メディア

 前回の本欄では、ネットバブル崩壊後のベンチャーキャピタルとベンチャービジネスについて概観したが、興味深い統計数字が発表されたので、その数字をめぐって、前回の議論を発展させてみたい。「二〇〇〇年第四四半期の米国のベンチャー投資総額は百九十六億ドル。第三四半期の二百八十三億ドルから三一%のダウン」(ウォールストリートジャーナル一月二十九日)だから、記事の見出しは「ベンチャー投資のペースが鈍化」となっている。新聞記事は一般的に、前期比を最重要視するので、ときに誤解を引き起こすわけだが、この記事の見出しはその典型と言える。

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執筆者プロフィール
梅田望夫 1960年東京都生れ。94年渡米、97年コンサルティング会社ミューズ・アソシエイツを起業。著書に『ウェブ進化論』(ちくま新書)、『ウェブ時代をゆく』(同)、『ウェブ時代 5つの定理』(文藝春秋)、『ウェブ人間論』(共著、新潮新書)など。メジャーリーグの野球、そして将棋の熱烈なファン。
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