「山荘外交」を展開するブッシュ大統領の“怠け癖”

2001年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 ブッシュ米大統領が週末を必ず、メリーランド州のキャンプデービッドにある大統領山荘で過ごすことを決めた。二月にブレア英首相を山荘に招いて会談したが、今後も海外首脳との会談はキャンプデービッドで開かれるとの見方が出ている。 同大統領は「ここ(山荘)に来るとリラックスできる。政策の勉強や演説の準備もできる」と漏らし、金曜日の夜、専用ヘリでローラ夫人と山荘を訪れ、日曜の夜か月曜朝にホワイトハウスに戻るという。今のところ、ライス大統領補佐官(国家安全保障担当)、ヒューズ顧問の女性二人の同行回数が最も多く、この二人が最有力側近のようだ。 クリントン前大統領は祝日の時に静養に訪れるだけだったが、父のブッシュ元大統領は週末は大抵キャンプデービッドで過ごし、湾岸戦争の対応を練ったり、各国首脳を招いて冷戦終結策を協議した。堅苦しい外交を嫌う息子のブッシュ大統領もざっくばらんな雰囲気で、「山荘外交」を展開する模様。もっとも、これまでのところ、「山荘では、ゴルフカートを運転したり、ペットの犬と走り回っているだけ」(米国人記者)といわれ、仕事嫌いの怠け癖が早々と出始めたとの批判も出ている。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順