紛争の本質はお互いの仕事のとりあいに他ならない 税理士と公認会計士の業界を挙げた職域争いが過熱している。かつては株式を上場するような大企業は公認会計士、中小企業や個人は税理士という暗黙の縄張りがあったが、中小企業にまで株式上場が広がるなど、その線引きは年々あいまいになっている。一般の国民からみれば、ともに決算数字を扱う“兄弟資格者”だが、なまじ関係が深いだけに、泥仕合に発展しかねない様相だ。先制パンチは税理士から 今回の紛争は、税理士の業界団体である日本税理士会連合会(日税連)の先制パンチで幕を開けた。
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