ブッシュ政権の対中政策をめぐって、米中央情報局(CIA)と議会が小競り合いを繰り返している。 上院情報特別委員会をはじめ議会内の中国関連議員は、先の米中軍用機接触事故当時にCIAが提供した情報があまりにも楽観的で、結局二十四名の乗務員帰還に多くの時間を浪費しなければならなかったと非難している。最も強硬なのは上院情報特別委員を務める共和党のシェルビー議員で、彼の主張により、CIAは分析の結果ではなく、分析の元となった資料を提出せざるをえなかった。さらに議会側は、「Bチーム」と称する中国情報の分析チームを組織する可能性まで示唆している。
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