参院選まではだんまり 自民党守旧派の苦渋

執筆者: 2001年6月号
タグ: 総裁選
エリア: アジア

 野中広務元幹事長、青木幹雄参院幹事長ら、森喜朗政権を支えた守旧派の面々は、参院選までだんまりを決め込んだようだ。総裁選で貧乏クジを引いた亀井静香前政調会長には、地方遊説や事務所で陳情を聞くほか、目立った動きはない。青木氏は、橋本派が田中眞紀子外相降ろしをやっているとの批判を「平成研(橋本派)が小泉政権と対立しているように受け取るからおかしくなる。勝った人に負けた者が全面協力するのは当然」とかわす程度。野中氏も「鈴木宗男と松岡利勝の暴れん坊を操る野中と書くなよ」と報道陣に釘を刺すぐらいのものだ。

カテゴリ: 政治
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