5000

執筆者:伊藤洋一 2001年6月号
カテゴリ: 国際 経済・ビジネス
エリア: 北米

 経済の形が変わり新しい会社が次々に生まれる時代には、それを全体的に表すものも変わる。例えば株式指数。日本でもアメリカでも、今までは紹介されることの少なかった指数が、代表的指数として認知され始めている。ニューヨーク市場で台頭しつつあるのが「ウィルシャー五〇〇〇」である。 ニューヨークの代表的株価指数と言えば、これまでは「ダウ工業株三〇種平均」、「S&P五〇〇」、「ナスダック」だろう。しかし一長一短なのだ。ダウはアメリカの代表的企業三〇の株価しかカバーしていない。S&Pも流動性の高い五〇〇銘柄のみ。ナスダックはハイテクとバイオ中心。それぞれの指数の乖離は激しい。二〇〇〇年からだとナスダックの下げが激しく、対してダウは堅調を維持している。どちらもニューヨーク株式市場の全体像を示していない。 グリーンスパンFRB議長は株式市場をウィルシャー五〇〇〇で語るという。市場全体を見ることが出来るからだ。これはウィルシャー・アソシエイツが一九七四年に作成を開始した新しい指数で、ニューヨーク、アメリカンそれにナスダック三市場の全上場銘柄を包括している。「五〇〇〇」と名付けられているが、それは当時のこれら三市場の銘柄数合計がその程度であったというだけで、現在は七〇〇〇銘柄以上をカバー。

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