ジョージ・W・ブッシュの憂鬱

名越健郎
執筆者:名越健郎 2001年7月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 米国のインターネット上で、「ブッシュ・ジョーク」が大うけしている。ブッシュ大統領の軽さや、経験不足を揶揄した内容で、不倫の「クリントン・ジョーク」に迫る勢い。 ブッシュ大統領が閣僚会議で、政策宣伝のため、インターネットにホワイトハウスのバナー広告を出し、アドレスも明記することを提案した。 大統領はこう述べた。「諸君、IT革命を促進するため、私の名前をGeorge www. Bushと改名する」 ブッシュ大統領がIT革命の一層の発展を図るため、首都ワシントンを電子政府とする大統領令に署名した。新しい首都はこう呼ばれる。「ワシントンDC(ドット・コム)」 質問「SON OF A BITCH(このろくでなし)よりも相手を罵倒する表現はありますか?」 答え「SON OF A BUSHです」 当のブッシュ大統領は「何がきついかといって、ジョークでからかわれるほと辛いことはない」といいながら、結構得意のジョークで対抗している。5月に母校のエール大卒業式で演説した時のこと。10分間の短い演説は、半分以上ジョークで占められた。「優等生諸君、卒業おめでとう。C(可)しかとれなかった諸君、きみたちも大統領になれる」「わたしは学生時代、俳句の講座を取った。英語を時々間違えるのは、俳句のリズムで話しているからだ」

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執筆者プロフィール
名越健郎
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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