なぜ、かくも豪華な住居が必要なのか

執筆者:斎藤勉 2001年8月号
エリア: 日本

 モスクワには今、寿司バーが百店前後もできたが、最もウマいのは日本大使館の幹部連がロシア外務省のカウンターパートや各国外交官を公邸に招いて振る舞う寿司だと、もっぱらの評判だ。日本から連れてきたお抱え料理人が作る寿司は余程美味らしく、連夜の招待客の中には家族への土産にも寿司を所望するロシア人が多いとか。涙ぐましいまでのこの外交努力はそれなりに評価はできよう。だが、某幹部などは夜の宴に備えてほぼ毎夕、日の丸の旗を立てた黒塗り公用車で一流ホテルのプールに通い、モスクワ日本人会の一部で顰蹙を買っている。

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