もはや決定的なクリントンとゴアの不仲

2001年8月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 昨年の米大統領選敗北後、鳴りをひそめていたアル・ゴア前副大統領がニュージャージー州知事選で民主党候補の応援を行なうと表明、二〇〇四年の大統領選に向けた活動開始を示唆した。しかし、民主党大統領候補の地位獲得に最大の障害は、クリントン前大統領夫妻のようだ。 バニティーフェア誌によれば、ゴア夫妻とクリントン夫妻は昨年十二月のゴア氏の敗北宣言以来、一度も口をきいておらず、ゴア氏がいまだに「あの不倫問題がなければ……」と周辺に愚痴をこぼせば、クリントン氏は「(ゴア氏の)ロボットのような動きが敗因」と指摘。夫人同士も不仲で、ヒラリー上院議員はティッパー・ゴア夫人を「知性に欠ける」と酷評しているという。 両夫妻の関係修復はもはや不可能とみられ、クリントン夫妻はゴア氏の再出馬を望んでいないようだ。カーター元大統領も、「次の選挙では、クリントン夫妻が民主党のキングメーカーになり、ゴア氏には不利に働く」とみている。 クリントン氏の狙いは「ヒラリー大統領」を実現して、影響力を行使すること。かつて一心同体だったクリントン、ゴア両夫妻の骨肉の争いが三年後にみられるかもしれない。

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