“ドコモの軛”から逃れ始めた携帯電話メーカーの思惑

2001年9月号

「NTTドコモのお抱え=勝者」の時代は終わるのか。第三世代携帯の主役を狙い、国内端末メーカーの動きが活発化している。 携帯電話の開発をテーマに、内外の主要企業が争うように連携に走っている。昨秋に東芝とシーメンス(ドイツ)が第三世代携帯電話(3G)の開発―生産―販売で全面提携したのを皮切りに、今年四月にはソニーとエリクソン(スウェーデン)が携帯電話事業自体の統合を表明。そして八月下旬には松下電器産業・松下通信工業とNECの国内一、二位メーカーが提携した。 日本はNTTドコモが今年五月末に世界に先駆けて3G「FOMA」の試験サービスを開始、十月一日に本格サービスに入る。試験サービスでは利用者から「つながらない」との不満が続出、携帯市場の急拡大の反動が世界的に顕著になってきたこともあり、その先行きを不安視する声も多い。 とはいえ、3Gは音声や文字だけでなく、動画のような大容量のデータを高速で送受信できる新しいサービスだ。カラーの動画を見ながら対戦ゲームをしたり、内蔵のカメラで撮影した動画を送受信しながら通話したりと携帯電話の使い方は大きく広がり、携帯ビジネスに新時代を呼び込むと期待されているのも事実である。

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