人員採用が緊急課題の米国情報機関

2001年10月号
カテゴリ: 国際
エリア: 北米

 中央情報局(CIA)、連邦捜査局(FBI)、国防情報局(DIA)など、米国の情報機関は、アラブや朝鮮の言語に熟達した人員の採用に緊急課題として取り組んでいる。 ワシントンのある情報筋は、「冷戦終結と同時に、CIA、FBI、DIAの主な活動は人を介してではなく、先端機器を使用して行なわれるようになった。しかし、重要度の高い情報は人によって現場から得られる。もしアフガニスタンに腕ききのCIA要員がいたならば、テロは防ぐことができたはず」と話す。 今後米国政府の情報機関は、CNNのような報道機関と同じく現地語が達者な人間を派遣し、現地の人々に直接会って行なう情報収集にシフトするだろう。特にテロ支援国家と見なす七カ国で話されるアラビア語と朝鮮語の能力を持つ情報要員が大幅に増強されると思われる。 CIA長官を経験したブッシュ元大統領は、同時多発テロの二日後の九月十三日、「米国における、人を介した情報収集のレベルの低さが露呈された。インターネットや衛星に頼る諜報ばかりで、情報要員が直接現場に行って収集する情報はほとんど見あたらない」と、情報機関の情報収集方法を強く非難した。

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