アフガン捕虜収容を是認キューバが求めた対価

2002年1月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中南米 北米

 米軍などによるアフガニスタン軍事作戦で捕虜となったテロ組織アル・カエダやタリバンの兵士は、キューバ東端のグアンタナモ米海軍基地に移送されているが、この措置をめぐって米国とカストロ政権の間での密約説が浮上している。 数百人に及ぶとみられる捕虜の収容には、治安および機密保持の面で、米国内の軍の基地や施設よりもグアンタナモ基地が適している。だが、ここはキューバ革命前の一九〇三年に締結された二国間協定に基づき設置された基地であり、カストロ政権は一貫して返還を要求してきた。 ブッシュ政権はアフガン捕虜のスムーズな収容にはキューバ側の同意が不可欠と判断。首都ハバナの外交筋によれば、昨年十一月からキューバ側と秘密交渉に入った。 交渉でカストロ政権は、捕虜の基地移送・収容を妨害しない旨表明し、万一アル・カエダなどが捕虜奪還に動いた場合、米軍に協力することも約束。これに対して米側は、対キューバ禁輸措置の一層の緩和、とりわけ食糧とハイテク機器の輸出促進を保証したという。

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