やっぱり「ただの大統領」? メガワティ豪遊に失望の声

2002年1月号
カテゴリ: 国際

 インドネシアのメガワティ大統領は年末の十二月二十九日から五日間、新年の休暇を観光地バリ島で過ごした。しかし、なにかと汚職疑惑が取りざたされ大統領のアキレス腱となっている国会議員で夫のタウフィック氏ら家族の他に個人的な友人四十四人を同行、特別機で往復したほか、滞在先も国有財産である大統領の別荘「タンパクシリン宮殿」で、大統領府職員などの随行団も最高級ホテルの一つインターコンティネンタルホテルに泊めたことから、「税金の無駄遣い」「官僚に倹約を呼びかけている大統領にしては無節操」との批判が噴出している。 さらに、大統領一行を乗せた特別機の到着を取材しようとバリ島の空港で待ち構えていたマスコミに肩透かしを食わせるように、特別機は到着予定時間より二時間も早く着陸。マスコミが空港に駆けつけた時には大統領一行は宮殿に入ってしまっており、これが反発に輪をかけた。 経済再建を最優先課題に掲げながら、成果をあげられない大統領に対するマスコミや国民の批判が高まっている時期だけに「メガワティもやはりただの大統領」と失望が広がり、二〇〇四年の大統領選での再選を危ぶむ声が高まっている。

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