鉄腕アトム 手塚治虫『ぼくはマンガ家』

執筆者:船橋洋一 2002年2月号
カテゴリ: 文化・歴史 書評

 二〇〇〇年の大晦日に放送された紅白歌合戦では本田技研工業の二足歩行ロボット、アシモが人気アイドルグループ、SMAPと共演した。ソニーも家庭用小型ペットロボットAIBOをその前の年から発売、これが大ヒットした。日本は戦後、何回ものロボットブームを経験したが、いままたロボットブームのただ中にあるようだ。 アシモは宇宙飛行士のような装いで歩く。アイボは“飼い主”の指示に対して首を傾げるように受け答えする。彼らは人間に刃向かう異形ではなく人間のパートナーとしての同類、そう、AIBO=相棒としてのイメージを投影されつつある。ソニーでは彼らを一体、二体と数える。一匹、一台、一個ではない。

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