フランス大統領選挙は「盛り上がらない人気投票」に

執筆者:黒田健哉 2002年4月号
カテゴリ: 国際
エリア: ヨーロッパ

前回と変わらぬシラク大統領とジョスパン首相の対決の上、争点もぼやけたまま。四月の大統領選と六月の下院選の結果次第では、「保革共存政権」がさらに続く可能性もある。[パリ発]三月二日、パリ郊外のスタジアム。フランスのジャック・シラク大統領とリオネル・ジョスパン首相は、ラグビー国際試合「フランス対イングランド」をそろって観戦した。 試合はイングランドを圧倒し続けたフランスが「二十対十五」で勝利。一九九八年サッカーW杯での優勝以来、あちこちで目につく「強いフランス」を再び国民のイメージに焼き付け、両首脳はテレビ映像を前に満面の笑みで勝利を讃えた。国威と国益にかかわるような場面では、政治もメディアも左右の区別のない連携ぶりを見せるフランスの伝統は健在である。

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