【インタビュー】野副正行(ソニー執行役員常務) 現場に出る、人と交わる――それがソニーの“情報DNA”

執筆者:岡田浩之 2002年4月号

文字どおりグローバルに展開する組織、ハードからソフト、AVから金融にまで拡大する事業。「日本発の世界企業」を代表し続けるソニーは情報を、いかに取り込み、いかに発信しているのか? 米国駐在は四半世紀近くに及び、AV機器営業を振り出しにハリウッドでの映画製作までを担当してきた。一年半前に日本に戻り、インターネットを核にハードウェアとソフトウェアを結びつける新規事業の企画に携わっている――。 ソニー執行役員常務、野副正行氏の経歴が思い起こさせるのは、「発生は進化を繰り返す」という言葉だ。受精卵が胎児へと育つプロセスは、原生生物がヒトに進化する過程を早回しでなぞる。同じように、野副氏個人の来し方が、ソニーという企業の来歴と重なるのだ。 日本から世界へ、ハードからソフトへ、スタンドアローンからネットワークへ、そしてすべての融合――。ソニーのいまを体現している野副常務に、ソニーの“情報DNA”を探ってみよう。「日本だから取れる情報」がある――現在、外から入ってくる情報にはどのように対処していますか?野副 Eメールやネット上の情報は四六時中入ってきますし、テレビ、新聞、雑誌、観るもの、読むものはいくらでもある。新聞、雑誌に本も含めて乱読する方だと思いますが、定期的にこれを欠かさずチェックするということはしていません。Eメールだけで社内外から一日百通以上来ますから、いわゆる情報源のすべてに目を通すなんてことは無理なんです。乱読すると言っても、のめり込んで精読しているわけではなく、いい加減に読んでますしね。

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