「電子立国・日本」の系譜

執筆者:梅田望夫 2002年9月号
カテゴリ: IT・メディア

「こういう若い日本人がシリコンバレー人を目指そうとするようになったのか。ひょっとするとこれから面白くなるかもしれないなぁ」 あるパーティで矢野晃一君に出会ったとき、私はこんなふうに感じた。それは私が「日本人一万人・シリコンバレー移住計画」というプロジェクトを起こそうと思うきっかけの一つにもなった。矢野君から強く感じたのは「電子立国・日本を築き支えてきた超一流技術者人脈の系譜を引き継ぐ保守本流の匂い」だったのだ。「東大工学部計数工学科修士。キヤノンの研究所に就職(九五年)。同社留学制度に合格、カリフォルニア大バークレイ校(UCB)に留学、客員研究員に(九八年)」

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執筆者プロフィール
梅田望夫 1960年東京都生れ。94年渡米、97年コンサルティング会社ミューズ・アソシエイツを起業。著書に『ウェブ進化論』(ちくま新書)、『ウェブ時代をゆく』(同)、『ウェブ時代 5つの定理』(文藝春秋)、『ウェブ人間論』(共著、新潮新書)など。メジャーリーグの野球、そして将棋の熱烈なファン。
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