巨大メディア企業の「宴の後始末」

執筆者:岩田登 2002年10月号
カテゴリ: IT・メディア

コンテンツとインフラを融合させる「垂直統合モデル」は破綻した。次なるビジネスモデルは見えぬまま、拡げすぎた大風呂敷の後始末が続いている。 AOL(アメリカ・オンライン)とタイム・ワーナーが合併して二〇〇一年一月に発足した世界最大のメディア企業、米AOLタイム・ワーナーでは、誕生から一年半余り経った今夏、首脳部で「パワーシフト」が起きた。 七月、AOL出身で一時は次期CEO(最高経営責任者)の筆頭候補と見られていたロバート・ピットマンCOO(最高執行責任者)の退任が決まり、同時に発表された機構改革と人事で、この合併を主導したAOLの失墜とタイム・ワーナーの実権掌握が明確になった。

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