フランス 「天下り・拡大主義経営」の破綻

執筆者:黒田健哉 2002年11月号
エリア: ヨーロッパ

グローバル化の波に乗って、華やかな名声を享受してきた元高級官僚の経営者たち。しかし、資本効率よりも「規模の拡大」を追求したそのビジネスモデルは「砂上の楼閣」だった。彼らが去っていった後には、膨大な借金の山だけが残されている。[パリ発]フランス経済界を支えてきたエリート支配の構図が、がらがらと崩れ始めた。日本と並ぶと言われた官僚国家を主導した後、主要な企業へと天下っていったENA(国立行政学院)出身の元官僚たち。グローバル化の波に乗って、天下り経営者たちは国際舞台でのフランスの跳躍に一役買ったが、自ら実践者をもって任じた「アングロ・サクソン流経営術」のお手本になり得ないまま、舞台を去り始めている。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順
back to top