イタリア 凋落止まらぬフィアット・グループ

執筆者:石原真 2002年11月号
エリア: ヨーロッパ

GDP(国内総生産)の五%を占めるフィアット・グループの退潮は、単なる一自動車メーカーの没落を意味しない。そこには、メディオバンカとIRIという庇護者を失い、グローバル資本主義に直に晒されたイタリア経済の現状が色濃く反映されている。[ミラノ発]すっかり秋の気配が深まった九月二十日。イタリア北部の工業都市トリノで、ある美術館の除幕式が行なわれた。「ジョバンニ、マレッラ・アニェリ美術ギャラリー」。同国最大の民間企業フィアット・グループの総帥、ジョバンニ・アニェリ名誉会長(八一)とその妻マレッラが、個人コレクションの一部を寄贈して設立した美術館である。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
最新コメント
最新トピック
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順