仕事という遊びにも熱中しています

執筆者:成毛眞 2002年11月号

 僕にとっては仕事も遊びのひとつである。われを忘れて熱中できることを遊びというのなら、仕事も立派な遊びだと断言できるからだ。 二年前にIT産業の成長率やベンチャー企業の危うさに見切りをつけ、上場成熟企業への投資業を始めた。縮小均衡する産業の中にあって充分に安い株価をつけている上場企業に投資し、その企業に最良の経営テクノロジーを利用してもらって企業価値を高め、投資リターンを見込むというビジネスモデルだ。都市銀行、大手損保、総合商社、総合電機メーカーなど複数の大企業からファンドに出資してもらい、それを投資資金とした。

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執筆者プロフィール
成毛眞(なるけまこと) 中央大学卒業後、自動車部品メーカー、株式会社アスキーなどを経て、1986年、マイクロソフト株式会社に入社。1991年、同社代表取締役社長に就任。2000年に退社後、投資コンサルティング会社「インスパイア」を設立。2011年、書評サイト「HONZ」を開設。元早稲田大学ビジネススクール客員教授。著書に『面白い本』(岩波新書)、『ビジネスマンへの歌舞伎案内』(NHK出版)、『これが「買い」だ 私のキュレーション術』(新潮社)、『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(ダイヤモンド社)、『金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』(ポプラ社)など多数。(写真©岡倉禎志)。
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