ビン・ラディン暗殺にイスラエルが本気

2003年1月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

 イスラエルの秘密情報機関モサドがテロ組織、アル・カエダの指導者オサマ・ビン・ラディン暗殺を検討し始めたようだ。 イスラエル当局は米同時テロ事件後も、アル・カエダの直接の標的は米国との認識から、CIA(米中央情報局)やFBI(米連邦捜査局)の反テロ作戦には比較的冷淡だった。だが、十一月にケニア・モンバサでアル・カエダ系グループによると言われる爆弾テロが起き、これがイスラエル人を狙ったとみられることから、「アル・カエダとの全面戦争」に方針を転換したという。 エルサレムの消息筋によると、シャロン・イスラエル首相はケニアでの爆弾テロ事件直後、モサドに対し、世界的規模でアル・カエダの撲滅作戦に入るよう指示。特にビン・ラディンや同組織幹部を暗殺するための特殊部隊の結成を要請したとみられる。 ただ、米国との協力を重視するシャロン首相と、モサド単独での完全秘密作戦を主張するネタニヤフ外相との間で激しい意見対立があり、必ずしもすんなりと基本戦略が決まるような状況ではないとの情報もある。

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