パキスタンの「タリバン化」が始まっているのか

執筆者:浅井信雄 2003年1月号
カテゴリ: 国際 文化・歴史

 さる十一月末、モスクワを訪問したブッシュ米大統領に対して、プーチン・ロシア大統領は「オサマ・ビン・ラディンはアフガニスタンとパキスタンの間のどこかにいると聞いているが」と問いかけたと伝えられる。 アフガニスタンとパキスタンの間には国境線というよりも、あいまいな土地の広がりが存在するにすぎぬ現実を、示唆的に表現している。パキスタンをめぐる国境問題といえば、インドとの間のカシミール紛争がすぐ想起されるが、それ以外の国境情勢もきわめて微妙である。 パキスタンの全国行政機構図は、パンジャブ州、シンド州、北西辺境州、バルチスタン州の四州とイスラマバード首都圏が主体であり、他に中央直轄の部族地区と帰属未定のカシミールがある。四州の主要民族はパンジャビ、シンディ、パシュトゥン、バルーチである。

この記事は役に立ちましたか?
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
comment:0
icon
  • 記事の閲覧、コメントの投稿には、会員登録が必要になります。
フォーサイトのお申し込み
注目記事ランキング
  • 24時間
  • 1週間
  • f
  • 新着
  • 高評価
  • コメント数順